先日財団法人たんぽぽの家発行「生き直しの物語を紡ぐ」「ケアする人のケアハンドブック」を読み、私は本当に女性のために書きたいんだな、と思いました。どうして外国の話を書くんだろう?の問いの答えが出た気がする。日本だとアニメに逃避しているように、リアルだと生々し過ぎるからかも知れない。
 
 十五歳から一度も辞めずにずっと働き、夫との不仲、娘達の反抗、姑、職場の虐めを耐える女性が、ハーレクインや同人誌を読んで「精神の安定剤」としていて、中学生の時小説を書いてプレゼントしたのが私の原点かもしれない。架空で嫌なことも無く楽しめて、少しだけ目の前が啓くような話が書きたい。
 
 介護や家族で重荷が重なりがちな女性こそ逃避の場、しかもすぐに手に入るそれが必要だ。