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昔嫌いだった(てか今も嫌いだけど)の渡辺淳一を読んでたら、全然官能は刺激されなかったけど、語彙の多さに卓越したものを強く感じた・・・・。
私のに足りないのかこれかも。
羨ましい。欲しい。
語彙が欲しい。
というわけで読みながら、いつの間にか語彙を書き出してた。
でも、こいつのを読まないで得る方法ってないかなー。
あんまり性感覚、萌え感覚が違うのでつまんない上に不快なんだよね。生理的にキモイ男のセックスシーンを延々見せられてる感じで。
まず男は全然心身共に美しくない(汗。まあ人によるけど私の好みではない)。男が小説の中でくらい美女を抱きたいように、幻想でくらい、筋肉質で肉体的にも精神的にも美しい高慢な男を平伏させたいんだけど。女性の描写が多いので、女性崇拝主義の私にはまあ良いかと思いきや、女性美が好みに寄り過ぎていて、女体と言うより単なるパーツ賛美に過ぎないし、抽象的。中身も見えん。
ノンケの男が男同士のセックスを見せられると、こんな気持ちになるのかな。己が書きたいものを高める努力は決して惜しみたくないけど、苦行だーー。
・・・・性向や嗜好に合わないと、本当に微妙、官能って。
でも書く者として、認めざるを得ない部分があると放り出せない。
私が好きな作家の小説は、イマイチ語彙がない気がする。
まして女の子が読むようなBLでは、語彙と表現では「欲しい」と思えるほどはないなあ・・・・。