資料

 
 今書いているシチリア・マフィアの話、資料を集めないと、そろそろ想像力が行き詰まりかけている。でも書くしかないが。まあ、マフィアなんて私の中では結局ファンタジーでしかないんだけど、知らないで嘘を書くのと、知っていて嘘を書くのとは違うから、調べないと。
 
 それで思い出したけれど、南北戦争時の話の南部も資料を調べるのが嫌で、放置している。
 それをやるべきなんだろうか?
 五冊以上は読むのが主義だが。インドは考証のため十冊以上読んだ。
 頑張ったなー。お陰さまで自分の浅学な知恵も増えた。
 
 乙一氏がある本の後書きで、「資料や考証をするのがキライなので、それが要らなくて、でっちあげられる話を目指している」というようなことを言っており、身に詰まされる。
 でも私自身が読みたいのが、きっちり考証してあって、でも何処かファンタジーである、外国を舞台にした男と女の「何か」なんだよね。
 自分の読みたいものじゃなきゃ、書けない・・・・。