ヒーラー効果

 カウンセリングともコーチングとも少々違う、手技ではない心理カウンセリング的ヒーリングをたまに受ける。
 最近明らかな汚泥が自分の中にあったので、それを流しに行ったんだけど。
 小説についても相談していたら、新たな境地をアドバイスされた。
 
 「どうやら、昔の書いていた小説から脱皮して、
 新しい象徴の、未来に向かう小説を書き始めようとしてるね。
 なのに過去から移行しようとして上手くいかず、
 エネルギーが滞って、
 おかしなものをヒュッと取り込んじゃったみたい。
 小説が進まなくなったとき、
 もしかしたら移行しようとしているからかも知れないから、
 そういう時はまた来ても良いかもね」

 
 ……滅茶苦茶当て嵌まってる。
 
 インスピレーションは湧いているのに、着手できずに過ごしてしまった夏。
 もう時間を無駄にしたくない。
 小説にはどれだけ金を賭けても惜しくない。働かなくちゃ。
 
 もう、過去は要らない。
 新しい小説を書く私になった。そんな感じ。