時には官能を賛美する

　　
　今書いている義理の姉弟話。
　性格設定的に、どう転んでも弟が義姉に惚れてくれないので、寂しい。
　マフィアだけに殺伐。
　が、ひょんなことから二人がセックスをしました、という内容を試験的に書いてみると、アラ不思議。かなり二人の関係がハートフルな感じに（前者に比べるとという意味だが）
　
　うーん・・・・。
　やっぱり良いセックスとは、人間の幅や信頼関係にも関係したりするのかな。
　もちろん創作上の事で、そういうイメージ、というだけの話だけれど。
　特に弟のキャラが人と親密に係わらない、係わろうとしない、童貞パワー溢れるタイプだから、そう思うのかも。とはいえ実際にセックスをしないキャラというわけじゃなく、青年期のオトコの激しい性欲を全て他のことに昇華させて生きているという意味での、童貞パワー。
　攻殻機動隊のゴーダくんが信じていたパワー
　（彼の場合は肉体的にという側面が大きそうだが）
　そんな切れそうなトコロがある弟君が、何となく親密なセックスを一回だけでもこなした後は、ちょい甘やかな雰囲気になるのは、これいかに。
　
　久々に官能を見直した。いいねえ、官能。
　でも今回書くのは殺伐話なんだけど、やっぱ官能はイイ。