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最近小説を書くほど時間が取れないので、小説の為のお勉強など。
上野の古本屋に行った時、男性向けのエロ文庫がかなりあったので、片っ端から流し読みしてみた。マドンナメイト、グリーンドア、フランス書院、光文社等。
・・・・・・。
うん・・・・。
緩急が全くナイのが凄かった。
割合マドンナメイトを読んだんだけれど(題が気に入って)、特に何か下腹に感じることも無く、「うん、まあ、いいんじゃないかな」という疲れて冷めているのを取り繕いつつ男性のオナニーを眺めてあげている気分。
私が男性向けで書くのは無理だ!
私の話には(エロも重要だけど)エロスの緩急が必要なんだ!
そして男の美・女の美や心理を描くこともエロの中に入っていて、それは緩の状態。急ばっかりじゃ疲れる。
読んでいて、性的唯幻論序説/岸田秀を思い出した。
私は女流を貫くしかないな。こんな気持ちで(笑)
「女どもはな……せつない願いを胸に秘めて、もっとちがう男、これが男やという男を求めはんのや。実際にはそんな男、この世にいてえへん。いてえへんが、いてるような錯覚を与えたるのが、わいらの義務ちゅうもんや……エロを通じて世の中のためになる、この誇りを忘れたらあかん(中略)」BLもある意味ここに入るような。
世の中のためになりてー。
原文は「エロ事師たち」より改訂して抜粋。
ちなみに、男と女を変換してるで。女流に。
(ただ私の場合、私だけがいて欲しいと思っている男像なんじゃないかという不安はあるが。普通の女性は今でも苛めたいより、苛められたいらしいからなあ)
他に最近感動した歌、原阿佐緒v
「黒髪もこの両乳もうつし身の人にはもはや触れざるならむ」
という覚悟でやって生きたい。創作に孤独は必要だし膀胱炎になるし。貫いたらカッコいいけど、かっこ良すぎか。いつまで持つかな、くらいで。