女性向けエロスで引っ掛かる物も、男性向けを書けね〜と思う理由も、アルコトがあるからだと分かった。
 それは、
「その気がないのに女・受け役は、相手によってよがらせられてしまう!!」
 という描写。
 ・・・・・・まあ、オトコもアソコだけならそういうのもありかも知れないが、正直、エロスはテクがどうのじゃない。互いの存在の受け入れ度or緊張度と、相手のセクシー度によるじゃーないですか性感って。そんな、好きな相手で、テクニシャンだというだけで、感じまくる人間なんて本当に居るのかなあ。
 無理でしょ。
 ただ、確かに実際に行うエロで快感を得るには、向き不向きがあるなぁ。そして向いている人間というのもいるわけで、そういう人々を(男女ヘテロを問わず)私は羨ましいな、と思う。
 どう考えても私は不向きな人間(膀胱炎になりやすいなどといった身体面以外でも。ただし!キライではない!だから書いているv)であり、そうなると自分が官能場面を書くに当たっても、つい「向いている感じまくる人間」が中々書けず、肌を合わせる快感だけを感じているヒロインのほうが書き易かったりする。
 いや、少なくとも初回はね。だって緊張もあるし、色々あってね。
 でもさ。
 BLや官能小説を書いている男女作家が皆、実地で向いてる人間である、とは思えない。つまり皆、こうだったらいいなvエロイなvっていう妄想で書いてるんだよね。
 どうして私にはそれが出来ないんだろう。出来る限り過激にしても、自分の現実のキャパは超えられない。私にはセックスシーンは創作上でも現実と地続きでしかない。
 
 書く書けるとは別腹として・・・・私の妄想はそれらよりも、ひたすら殿方を我慢させる・大事な相手がモノにならなくて煩悶させる、という一点のみ、激しく突っ走る。現実でコレをやれちゃったら、私は創作しなくなったりして(苦笑)